« 毛越寺(2)本堂 | トップページ | 毛越寺(4)大泉が池 »

2005年9月 1日 (木)

毛越寺(3)寺名の読みと白鹿伝説

毛越寺をどうして「もうつうじ」と読むようになったのか。

普通は「越」という字を「ツウ」とは読まず、慣用音で「オツ」と読みます。
はじめは「モウオツジ」だったのが「モウツジ」になり、更に「モウツウジ」に変化したそうです。

白鹿伝説 

自伝によると、850年(嘉祥3年)、慈覚大師が東北巡礼の途中、この地にさしかかった時、霧に覆われ前に進めなくなりました。足元には白鹿の毛が落ちていて、不思議に思った大師が毛を辿っていくと、白鹿がうずくまっていました。
大師が近づくと白鹿は姿を消し、その代わりに白髪の老人が現れ、「この地に堂宇を建てよ。」と告げました。大師は一宇の堂を建て、嘉祥寺と号しました。
これが毛越寺の始まりということです。

« 毛越寺(2)本堂 | トップページ | 毛越寺(4)大泉が池 »

義経ゆかりの地を訪ねて」カテゴリの記事

コメント

「もうつうじ」と読む流れがよく分かりました。
言葉も時が過ぎると変化するのですね。

ラメールさん、さっそく読んでいただいてありがとうございます。今の読みも、また時が過ぎると、変わるのかもしれませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 毛越寺(3)寺名の読みと白鹿伝説:

« 毛越寺(2)本堂 | トップページ | 毛越寺(4)大泉が池 »

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

カテゴリー

無料ブログはココログ