滝口寺(5)滝口入道と横笛
その後、入道は高野山・大円院の8代住職となり、阿浄と称しました。ある日、入道は、大円院の庭の梅の木に鶯がとまっているのに気がつきます。阿浄を見つめるようにさえずり、舞い上がった鶯は、急に弱々しくなり、井戸の中へと落ちていきました。阿浄は思わず「横笛」と叫び、井戸へ駆け寄ります。その鶯の姿が、入道には横笛に見えたのでした。
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後日談があるのですか。
この話、最後にオチまでついているのですね。
投稿: ラメール | 2006年1月20日 (金) 01時17分
横笛は死んでも入道を諦め切れなかったのですね・・
阿浄となった入道は鶯に姿を変えた?横笛にあってどう思ったのでしょう?
後悔はしなかったのかな?
投稿: やっちゃん | 2006年1月20日 (金) 06時12分
鶯よりも、横笛が死んだ時に駆けつけて欲しかったな~
これじゃ、後世に残る話にならないね・・・
投稿: merry | 2006年1月20日 (金) 09時03分
思い通りに生きられない、その時代のことだったのでしょうね。きっと今でも思い通りにはなかなか生きられないと思います。
せめて二人が亡くなった後は、あの世で思い通りに生きていてほしいですね。
祈るとはきっとそういうことなんでしょう。
投稿: for | 2006年1月20日 (金) 19時31分
みなさん、コメントありがとうございます。
横笛の死については、他の説もあるので、また書きたいと思います。
投稿: しずか | 2006年1月21日 (土) 00時04分