文覚上人(1)袈裟御前
俗名は遠藤盛遠。
もとは北面の武士であったが、同僚の源渡(みなもとのわたる)の妻・御前に恋してしまう。
袈裟御前に執拗に言い寄る盛遠に困り果てた袈裟はある決心をする。
わざと盛遠に夫を殺すように仕向け、自分が身代わりになったのだった。
そうとは知らぬ盛遠は、切り落とした首を見てみたら、袈裟のものであった。
ショックのあまり、盛遠は袈裟の首を持って鞍馬のあちこちを逃げ回った。
やがて出家し文覚となり、凄まじい荒行を行う。
その後、荒廃していた京都の神護寺を再興しようと後白河法皇に強訴した為、伊豆に配流された。
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