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2006年9月25日 (月)

北陸の旅(9)多太神社 芭蕉の句碑

実盛の首だと確認した樋口次郎は、「あなむざんやな 斉藤別当で候ひけり」と涙を流した。
実盛の死後、500年経ってから、芭蕉がここを訪れ、

むざんやな 甲の下の きりぎりす

と句を詠んだ。

この句は当初
「あなむざんやな」から始まっていたのですが、後に芭蕉が調子を整えるために「あな」省いたそうです。

あな・・・「ああ」 強い感動を表す語。  

また、芭蕉は実盛の兜を見て、

目庇(まびさし)より吹返しまで、菊のから草のほりもの金をちりばめ、竜頭に鍬形打たり

と賛美したという。

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斉藤実盛」カテゴリの記事

コメント

このような背景を知っているとたった17文字でも深い感銘を受けますね・・・

やっちゃんさん、こんにちは!

そうですね。
ただ歌を見ただけでは何のことか
わかりませんものね。

最近俳句を少しづつ感じられるのは齢をとったから?『しずか』さんの説明を読んで情景を思い浮かばせられるからと思いたいですね。
『きりぎりす』は『ああ』があった方がいいけど俳句は韻がありますからね。仕方ないんでしょうね。

ヤスさん、こんばんは!

私も「ああ」があった方が好きですね。
やはりある程度、年齢を重ねないと情緒を味わうことはできないのではと思っています。

先日はホームページにお越し頂き、有難うございました。
うっかりしてしずかさんの書き込みを見落としレスが遅れてしまい大変失礼しました。
ランキング、頑張っていらっしゃいますねー。素晴らしいです。

kenさん、こんばんは!

昨年からの旅、まだ続けています。
そろそろネタがなくなりそうなので、
また次の計画を立てているところです。
またHPをゆっくり見させていただきますね。

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