北陸の旅(14)勧進帳の物語
頼朝に追われる立場となった義経は、かつて世話になった奥州・平泉の藤原氏を頼ろうと旅立つが、これを捕らえようと頼朝は各地に関所を設けた。
1187年、山伏姿に変装した義経主従一行は安宅の関に到着。怪しいと感じた安宅の関守・富樫康家は東大寺復興勧進のため諸国を廻っているという弁慶に勧進帳を読ませる。何も書かれていない勧進帳を弁慶は見事に読み通した。しかし再び義経本人に疑いがかかると、すかさず弁慶は金剛杖で義経を何度も打ち据えた。
富樫は義経一行と気付いていながらも、弁慶の忠誠心に心を打たれ、関所を通したのであった。
この話は歌舞伎「勧進帳」、能「安宅」として演じられています。
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