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2006年11月15日 (水)

厳島神社(8)平康頼と卒塔婆石

1177年の平家打倒を企てた鹿ヶ谷の陰謀で、平康頼、俊寛、藤原成経(成親の子)は鬼界ヶ島(硫黄島)に流罪となった。
康頼と成経は信仰心が厚く、熊野三山を信仰していたので、鬼界ヶ島でも似ている地形に本宮、新宮、那智と名付け、熊野三所権現を祀った。
康頼は、都の母を恋しく思い、千本の卒塔婆石を書き、海に流すと、そのうちの一本が厳島神社の池の石に流れ着き、たまたま康頼の知り合いの僧侶が拾った。
その卒塔婆には

薩摩かた 沖の小島に我ありと 親には告げよ 八重の潮風

と書かれていた。
その後、康頼と成経は都へ帰ることを許された。
(「平家物語を歩く」参照)1c_63 2c_52

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コメント

この句は母への想いが籠もっていていいですね。千本の1本ですか・・・、でも届くなんて神様も見捨てなかった奇跡かもしれないですね。

しずか さん

おはようございます。

しかし昔は「島流し」という刑があったんですよね。

今の極悪犯罪人で、死刑にできないケースはみんな島に流してしまえばいいですね。

それぐらいの刑があったから、昔は秩序が保てたんだと思います。

想いは届くのですね^^

現代人はもう少しロマンがほしいですネ(*^▽^*)

ヤスさん、おはようございます。

千本も書いた康頼の気持ちが天に
届いたのでしょうか。
このような奇跡を信じて生きて
いきたいです。

感動さん、おはようございます。

私も感動さんの意見に賛成です!
もっと刑を重くしないと、どんどん
犯罪人が増えてしまいますよね。

うさこさん、おはようございます。

私はこういう話が大好きです。
いつまでもロマンを持って生きて
いったら老けないかな~。(笑)

確率1/1000ですか・・・
気の遠くなるよう数値ですね。
でも<信じる者は救われる!>・・・昔の人の言うとおりですね。

やっちゃんさん、こんばんは!

たしかに気の遠くなるような数ですね。
でもそれが「知り合いの僧侶」に拾われた
という奇跡も付いています!

しずか さん

こんばんは!

ご心配おかけしました。

病院で、ぶっとい注射をしてもらったら
一発で治りました!

しずかさんもお気をつけくださいね!!

世間ではボチボチと、クリスマスシーズンですねぇ~~!

私は別段キリスト教徒でもないので
そんなに思い入れもないんですけどね(苦笑)

感動さん、それは良かった!

私の生徒も今週は風邪による欠席が3人ありました。
生徒から風邪をもらってはいけないので、予防としてうがい、手洗いを欠かさないでいます。
私もキリスト教徒ではありませんが、イベントとしてクリスマスを楽しんでいますよ。

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