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奥宮の参道に入るところに朱塗りの小さな橋があります。この橋の下を流れるのが思ひ川で、昔は御物忌(おものいみ)川として貴船神社に参拝する際、川で禊(みそぎ)をして心身を清めたと伝えられています。後に和泉式部が参拝し、恋を祈ったことから「おものいみ」川が「思ひ川」になったのではないかといわれています。
雨乞いの社として知られる貴船神社は、歴代天皇より、日照りには黒馬、長雨には白馬、または赤馬を献じて、祈願されてきましたは、平安時代の文献によると、時には生馬に換えて板立馬を奉納したと伝えられています。その板立馬が今日の絵馬の原形と言われ、貴船神社には絵馬は、絵馬発祥の地にちなんで黒馬・白馬の絵馬、貴船神社の神様である龍神さまにちなんだ龍絵馬などがあります。(貴船神社HPより) 境内には神馬の銅像があります。ここでかつて義経は源氏再興を願ったのでしょうか。
雨乞いの社として知られる貴船神社は、歴代天皇より、日照りには黒馬、長雨には白馬、または赤馬を献じて、祈願されてきましたは、平安時代の文献によると、時には生馬に換えて板立馬を奉納したと伝えられています。その板立馬が今日の絵馬の原形と言われ、貴船神社には絵馬は、絵馬発祥の地にちなんで黒馬・白馬の絵馬、貴船神社の神様である龍神さまにちなんだ龍絵馬などがあります。(貴船神社HPより)
境内には神馬の銅像があります。ここでかつて義経は源氏再興を願ったのでしょうか。
貴船神社は奈良時代創建の古社で、水の神様を祀っています。白木の社殿は平成17年に修復されました。その昔、牛若丸が毎晩修行として鞍馬から貴船まで走り抜け、貴船明神に平家討伐を祈願していたところと伝えられています。こちらのおみくじは水に浸すと字が現れる珍しい水おみくじ。私もおみくじを引いて、霊泉に浮かべてみると・・・「中吉」でした。
奥の院から下ること20分。川のせせらぎが聞こえ、やっと鞍馬寺西門に到着しました。下りは楽なのではないかと思っていたのですが、滑りやすく歩きにくい狭い道で、予想以上に歩き辛かったです。西門から奥の院橋を渡り、貴船神社へ。ここは貴船側から鞍馬への参拝口でもあります。
650万年前、金星から来た護法魔王尊が降臨したところと伝えられ、石灰岩が重なる柵内は、日本庭園の源流になったといわれています。ここまで来ると、空気がより冷たくなり、今までとは違う空間にいるような感じがしました。
この辺りは謡曲で、牛若丸が鞍馬天狗から兵法を学んだとされる場所で、昼間でも薄暗く、天狗がひょっこり現れそうな雰囲気のするところです。夜はムササビが飛び交うとか。堂内には伝教大師作の不動明王が安置されています。
奥州平泉で若くして亡くなった義経の魂が、幼少期お過ごしたこの鞍馬寺へ戻り、今も生き続けていると信じられています。この義経堂には、義経が奥州に下る時、守り神にした魔王尊の脇侍(きょうじ)として仕える遮那王尊が祀られています。
千年近い樹齢の大杉がご神体でしたが、昭和25年の台風で折れてしまい、現在のは二代目だそうです。背比べ石からすぐと聞いていたので向かってみましたが、大杉権現社の方へ遠回りする人は誰もいなくて、すぐに背比べ石のところまで戻って来ました。大杉権現社は、静かな森の中に佇んでいます。
この辺りの地質は、砂岩が硬化し風化しにくくなっているため、杉の根が地下へ伸びることができず、地表に近いところに根を張っている。この珍しいアラベスク模様を描く木の根道が、鞍馬山の名所となっている。また牛若丸が兵法の稽古をした所とも伝えられている。
背比べ石の隣にある小さなお堂。11歳の時に鞍馬寺へ預けられた牛若丸は遮那王と名付けられました。義経となって波乱の生涯を終えた後も遮那王尊としてこの遮那王堂に祭られています。
遮那王が奥州に旅立つ前に名残を惜しんで背比べをしたという高さ約1.2mほどの立石で標高458mのところにあります。16歳で1.2mとはかなり小柄ですよね。
遮那王が 背くらべ石を 山に見て わがこころなほ 明日を待つかな (与謝野鉄幹)
奥の院参道の途中にある湧き水。源氏の血を受け継いでいることを知った遮那王は、平家討伐のため、東光坊から夜な夜な険しい山道を駆け抜け、僧正が谷までの兵法の修行に励んでいた。その道中この水でのどを潤していたと伝えられている。この水は 800余年後の今もなお湧き続けているという。
明けましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願い致します。
冬柏亭は、東京・荻窪の与謝野晶子邸にあった書斎を移築したもの。与謝野晶子と鞍馬の関係は、信楽香雲初代鞍馬寺管長が与謝野晶子の直弟子だったことから大正期から交流があったそうです。そのため、与謝野晶子は鞍馬を訪ねた際に多くの歌を残していて、霊宝殿前にも歌碑があります。
雲珠桜錦を著つつ愁ふれどなほ 御佛を頼みてぞ立つ
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