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2007年8月 2日 (木)

源頼政の墓

埋もれ木の花咲くこともなかりしに
身のなる果てで悲しかりける

と辞世の句を残して頼政は自刃した。頼政の介錯をした長七は、敵に奪われないように頼政の首級におもりをつけて宇治川に沈めたという。
一方、奈良へ逃げた以仁王も矢に当たって亡くなった。

平等院の不動堂の手前に頼政の墓があります。C C_2 1c_2

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源頼政」カテゴリの記事

コメント

これが、平家打倒の発端となったのに、その後も知らずに死んでしまったのですね。

>埋もれ木の花咲くこともなかりしに

本当に気の毒な人生です。

しずか さん

こんばんは。

>埋もれ木の花咲くこともなかりしに
身のなる果てで悲しかりける

実に深い辞世の句ですね。


今年の夏は短いんでしょうか。

今日の東京は大雨&蒸し風呂状態でした・・・

なんだかなぁ・・・

merryさん、コメントありがとうございます。

そうですよね。
これから源氏が盛り返したというのに。
それを知らずに頼政は亡くなってしまったのですね。

感動さん、こんばんは!

いざ自分が辞世の句と言われても・・・
昔の人はみな詩人だったのですね。

蒸し暑いのは苦手です。
カラっとした夏が良いですね!

こっちではごぶさたしてます!

ほんとに昔の人って、辞世の句とか、事あるごとにすぐ歌を作れるなんて素晴らしいですよね。
今の自分の言葉や表現の乏しさを実感してしまいます…。

pochiさん、コメントありがとうございます。

私も同感です。
死を迎える前ってそんなに冷静になれるのか?
って疑問に思いますね。
自分は無理だろうな。

しずかさん、こんばんは♪
来月の観戦の日に、ダル君が出てくるといいですね☆

死にむかう時・・・自分はどうでしょうか。。。
冷静で・・・いられるかな。。。
何だか・・・考えさせられてしまいます。。。

しずかさん

百人一首の92番

わが袖は 塩干に見えぬ 沖の石の 人こそしらね 乾くまもなし

の二条院讃岐は頼政の娘だったんですね。

頼政の歌才を受け継いだ彼女は77歳の父の最期の男のしての野心を、どう思ったでしょうか?

彼女は老いた父の最後の夢、兄仲綱の死、源氏の男の夢をずっと見続け、美しい歌を作り続けました。

世にふるわ 苦しきものを 真木の屋に 安くも過ぎる初しぐれかな

りっきーさん、こんにちは!
私もそう願っています。(笑)

死を目前にした時、私はやはり冷静でいられないと思います。

くみさん、コメント有り難うございます。

歌には歌人の人生が見えますね。
百人一首の後半には崇徳院や後鳥羽院などの歌が収められていますが、両者とも悲しい人生を歌に重ねているように思います。

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