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2008年1月

2008年1月31日 (木)

因幡薬師(平等寺)

京都市下京区にある因幡薬師。
長徳三年(997年)、因幡国司・橘行平が帰京の途中、夢告によって因幡賀露津の海中から一体の薬師如来像を引き揚げ、仮堂に安置しておきました。
しかし、薬師は行平の後を追って京都に飛来したといわれ、長保5年(1003年)、行平は自宅を改造してこれを祀りました。

そのことから、歴代天皇、庶民の信仰を集め、承安元年(1171年)には高倉天皇より勅額を賜り、平等寺と命名されました。
重要文化財に指定されている薬師如来は平安時代当初のもので、善光寺の阿弥陀如来、清涼寺釈迦如来とともに、三国伝来の日本三如来とされ、中世から治病や安産の霊験で聞こえ、町衆の信仰を集めました。(案内板より)

寺宝には、高倉天皇と恋愛関係にあった小督の髪の毛で作ったとされる光明真言の織物や、局が愛用していた硯箱紅葉の蒔絵があります。
この蒔絵の拝観は4月と8月の年二回なので、私が訪れた秋は残念ながら拝観できませんでした。Img_2693c Img_2694


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2008年1月24日 (木)

三嶋神社

正林寺へ向かう坂の途中にある三嶋神社。
元々は大きな神社だったようですが、地域開発のために境内を手放さなければならなくなったということで、今はマンションの裏側に小さな祠と案内板がひっそりと残っています。

案内板によると、
後白河天皇の中宮・建春門院が皇子のないのを憂い、摂津の三嶋神に祈願したところ霊夢を感じ、後の高倉天皇をお生みになりました。
後白河天皇は深く三嶋神を崇敬され、時この辺りの邸宅を構えていた平重盛に命じて社殿を造営させ、三嶋大明神を勧請したことにはじまります。

以来、皇室の尊崇篤く、たびたび安産加護を祈願し、現在も安産の神として信仰されています。

祠の隣にあるのは揺向石(ようこうせき)といい、
1174年、義経が三嶋神社を参拝した際、夢の中に白髪の翁が現れ、「汝志久しく可からず、早々に奥州に下る可し」との御神託があり、夢から覚めてみると翁のいたところにこの石がありました。
以来、この石は揺向石と呼ばれ、妊婦が三嶋神社を参拝し、男子を授かることを祈願してこの石を撫でると、牛若丸のような立派な男の子が授かると伝えられています。

またこの辺りの地名は馬町といい、頼朝に献上するための馬をつなぎ留めた場所とされています。Img_2396 Img_2393 Img_2395

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2008年1月17日 (木)

新日吉神宮(いまひえじんぐう)

三十三間堂の東側、智積院の裏側に新日吉神宮があります。
1160年、後白河法皇が法住寺を造営する際、近江日吉大社の神を勧請したのが始まりとされています。
その後応仁の乱などで荒廃してしまいますが、再建され明治時代になって現在の地に移されました。
酒造、医薬、縁結びの神として信仰を集め、5月第2日曜に開催される新日吉祭は神仏混交の珍しい祭りで、妙法院門跡法楽の儀も行われます。Img_2383c Img_2384c Img_2385c

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2008年1月10日 (木)

正林寺(平重盛小松殿跡)

積翠園から歩いて10分ほどのところに正林寺というお寺があります。

この辺りは、平安時代、小松谷と呼ばれ、平重盛の別邸がありました。
ゆえに重盛は小松殿と呼ばれています。
当時、重盛は境内に持仏堂を建て、48体の仏に毎夕48の灯籠をともしていたそうです。
平家滅亡後は、九条兼実の別邸となり、その後法然上人が住み、小松谷御坊と称されました。

門前に「小松谷御坊」の石碑が残っています。Img_2391c Img_2392c


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2008年1月 3日 (木)

積翠園

みなさま、明けましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。
今年もしずかblogをよろしくお願いします。


さて、今年最初の記事は、
積翠園からです。

積翠園は平重盛(小松殿)の邸宅跡とされ、平家が都落ちする際、焼き払われてしましました。
その後、江戸時代に改修され、現在は東山武田病院内の庭園となっていますが、病院の受付を通れば無料で庭園を見学させていただけます。
庭園は左回りの回遊式庭園で、不治の薬などの宝物を積んだ船が港に停泊している姿を五つの岩で表現した「夜泊石」(よどまりいし)というのが庭園史上価値があるのだそうです。
また秋は紅葉が美しく、池には水鳥たちの姿もあり、こちらの病院の入院患者さんたちがこの庭を見て安らいでいるようでした。Img_2390c Img_2386c


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