因幡薬師(平等寺)
京都市下京区にある因幡薬師。
長徳三年(997年)、因幡国司・橘行平が帰京の途中、夢告によって因幡賀露津の海中から一体の薬師如来像を引き揚げ、仮堂に安置しておきました。
しかし、薬師は行平の後を追って京都に飛来したといわれ、長保5年(1003年)、行平は自宅を改造してこれを祀りました。
そのことから、歴代天皇、庶民の信仰を集め、承安元年(1171年)には高倉天皇より勅額を賜り、平等寺と命名されました。
重要文化財に指定されている薬師如来は平安時代当初のもので、善光寺の阿弥陀如来、清涼寺釈迦如来とともに、三国伝来の日本三如来とされ、中世から治病や安産の霊験で聞こえ、町衆の信仰を集めました。(案内板より)
寺宝には、高倉天皇と恋愛関係にあった小督の髪の毛で作ったとされる光明真言の織物や、局が愛用していた硯箱紅葉の蒔絵があります。
この蒔絵の拝観は4月と8月の年二回なので、私が訪れた秋は残念ながら拝観できませんでした。
「高倉天皇」カテゴリの記事
- 高倉上皇ゆかりの多聞院(広島)(2014.04.17)
- 高倉天皇陵(2015.09.23)
- 神戸の源平史跡を訪ねて(20)荒田八幡神社(2010.09.12)
- 因幡薬師(平等寺)(2008.01.31)
しずか さん
こんばんは。
重要文化財なのですね。
>中世から治病や安産の霊験で聞こえ、町衆の信仰を集めました。(案内板より)
是非ともあやかりたいものです。
今年の風邪がなかなか完治しないもので・・・(苦笑)
投稿: 「感動創造」 | 2008年1月31日 (木) 20時20分
感動さん、こんばんは!
あらっ、風邪ですか?
今引いてる人が多いみたいですね。
私は風邪なのかと思ったら花粉でした。(笑)
お大事になさってください。
投稿: しずか | 2008年1月31日 (木) 20時53分
硯箱紅葉の蒔絵、私も観てみたいのです〜。
拝観時期を見計らって旅の予定が組めたらなぁ…とは思うのですが、なかなか難しいですよね(苦笑)
投稿: どうゝね | 2008年2月 1日 (金) 01時09分
どうゝねさん、こんにちは!
今までに行った中にも時期が合わずに
拝観できなかったことは結構あります。
どれか一つに合わすと他のが見られない・・・
なかなか上手く行きませんね。
やっぱり向こうに住むしかないかな。(笑)
投稿: しずか | 2008年2月 1日 (金) 08時22分
800年余り昔の髪の毛で編んだ織物があるって、すごい事ですね。
髪の毛って、いつまで保存できるのでしょう・・
実は私も、18才の時切った髪の毛を持ってます。
800年後に、誰か見てくれるかな~
ゴミになるだけか↴
投稿: merry | 2008年2月 6日 (水) 19時13分
えっ、merryさんも?
実は私も18の時に長い髪の毛を切って、箱の中に
しまってあります。
私は生まれてから18まで髪の毛を切ったことがなく
平安時代の女性のような長い髪をしておりました。
なんかmerryさんと共通点が多いですね~。
投稿: しずか | 2008年2月 6日 (水) 20時01分