常盤御前就捕処碑
雪の降る寒い日に伏見まで足を延ばしました。
今回の目的は常盤御前が捕らえられたところに建つ石碑。
近鉄「桃山御陵駅」から徒歩5分の伏見合同宿舎内にあるということなので、簡単に探せるだろうと思っていました。
駅を出てみると辺りは団地だらけ。
どれがどれだかわからないくらいたくさん建っています。
道行く人に尋ねたら、「もっと向こうですよ。」と言うので、言われた通りに進んでみました。
しばらくしてまた聞いてみると「そこなら丘の上の方です」と言う。
またもやその言葉を信じて行ってみましたが、それらしき建物はありません。
気がつくと、駅から遥かに遠くなっていました。
また他の人に尋ねたら「ここは桃山合同宿舎だから反対の方向に戻ってください。」と
今来た方角???
で結局引き返して今度はお米屋さんに尋ねてみました。
「あ~近くにありますよ」
やった~と思い早歩きで向かってみました。
でも・・・やっぱり見当たらない。
最後の手段
バイクで走っていた郵便屋さんを捕まえて聞くと意外な答えが返ってきました。
「あ~伏見合同宿舎は前はここにあったのですが今は空き地になってますよ」
見るとたしかに目の前に空き地があります。
しかもロープが張られてて立ち入り禁止になっています。
「うそ~今まで教えられたことはなんだったんだ」
私の持っているガイドブックはもう古かったのね
時計を見たらかれこれ一時間近く彷徨っていました。
しかし、そこで空き地の真ん中にある物を発見
遠くではっきり見えませんが石碑のような形をしている。
デジカメをズームにしてみたけど限界。
そうだ今日はビデオも
持っていたんだ
さっそくビデオをズームにしてみたら
やはり石碑に何か書いてある
どうやら石碑の裏のようだ。
表側を見てみようと空き地をぐるっとまわってバス通りの方から写してみました。
やっぱり「常盤御前」の文字が
やっと見つけたぞ~諦めないで良かった~
とかなり執念深い今回の史跡めぐりのスタートでありました。
頑張って見つけた石碑の画像を見てやってください
郵便屋さん、ありがとうございます あなたは神です
(笑)
平治の乱で夫の義朝を殺され、今若、乙若、幼い牛若たちを連れて逃避行していた常盤は、自分の母親が平家に拘束され、拷問を受けていることを知り、自ら六波羅へ出頭しようとする。
しかし、奈良から戻る途中にこの場で平家に捕まってしまったという。
京都市歴史資料館の方のお話では、常盤御前が六波羅まで無事に辿り着いたとの説もあり、真偽のほどはわからないそうです。
表 裏
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