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2008年9月 5日 (金)

蜘蛛塚 上品蓮台寺

上品蓮台寺は、真言宗智山派の古刹です。
聖徳太子が開基で、960年(天徳4)寛空が再興しましたが、応仁の乱で消失。
文禄年間に根来寺の性盛が復興して、12坊の子院を擁したことから十二坊の名が生まれました。
天平時代の作として、貴重な国宝「絵因果経」のほか多数の文化財や、平安時代の仏師の定朝の墓などがあります。

この上品蓮台寺の本堂裏の墓地の木の根元に、
源頼光朝臣塚の石碑があります。

ある日、源頼光が、熱病にうなされている時、枕元に法師が現れた。
咄嗟に銘刀の膝丸で斬りつけたが、法師の姿は消えてしまった。
しかし畳の上に血痕が落ちている。
四天王にその血痕跡を辿らせると、北野の大きな塚まで続いていた。
渡辺綱が塚を掘り返すと、巨大な蜘蛛が苦しそうにもがいていた。
綱はその蜘蛛を串刺しにして、河原に晒した。
すると、頼光の熱病はただちに良くなったという。
それ以来この塚を
蜘蛛塚と呼ぶようになった。

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源頼光」カテゴリの記事

コメント

そうそう、これを歌舞伎で見ました。
中村勘太郎・・だったと思うけど・・扮する「源頼光」が、蜘蛛の糸で絡まってました(笑)

この塚の辺りは、当時は草深い町はずれだったのでしょうね。

こんばんは。

よくありがちな逸話ですね(^^)

歌舞伎とかでも、わかりやすいストーリーですよね!!

merryさん、コメントありがとうございます。

私も歌舞伎で見ました。
数年前の歌舞伎座の公演だったと思います。
蜘蛛の糸で絡まる場面は迫力ありますよね~

感動さん、こんばんは!

歌舞伎はとっつきにくいイメージが
ありますが、こういうストーりーだと
わかり易くて、歌舞伎初心者でも
楽しめますね。

 しずかさん こんばんは。

 不思議な話があるものですね。

 源頼光と言えば、多田源氏。
 むか~し、能勢で働いていたものですから、多田を抜けて通ってました。いつも、多田源氏はこの付近で活躍していたんだなぁと考えながら。

 ではまた☆

コウさん、こんにちは!

昔、能勢にいらしたのですか。

歴史の舞台を目の当たりにすると

当時のことが浮かんでくるようで

一瞬でもタイムトリップした気分に

なりませんか?

 しずかさん おはようございます。

 確かに、一瞬でもタイムトリップした気分になりますね。
 京都では、六波羅蜜寺や寂光院へ行った時に いつも平家のことが思い出されました。
私は車に弱いので、バスで大原へ行くのが苦手で 最近はなかなか訪れることも叶わないのですけれども(u_u。)

 ではまた

コウさん、おはようございます。

私も長時間ドライブは苦手です。

大原は大好きなところですが、たしかに

中心部から遠いですね。

一昨年、紅葉の時期に行きましたが

バスが満員で気分が悪くなりました(汗)

長時間はキツイですね。

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