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2008年10月27日 (月)

薄墨の笛について(1)どのようにして義経の手に渡ったのか?

義経の愛用していた薄墨の笛は、蝉折の笛とも呼ばれています。

元々は、その昔、鳥羽上皇の時代、南宋から贈られて来た漢竹で作られた笛でした。
その後、二条天皇の頃に、その笛を愛用していた高松中納言が演奏中に床に落とし、蝉に形をしている装飾の部分がとれてしまいました。そのことから
蝉折と呼ばれるようになりました。
それからの笛の行方は諸説あり、
以仁王から源頼政の元に渡り、再び宮中に戻った後、平家の手から義経に渡ったとも、義朝から常盤御前、そして義経の手に渡ったともいわれ、定かではありません。

また、薄墨の笛は、謡曲や物語の中では次のように呼ばれています。

謡曲「敦盛」では、「小枝、蝉折さまざまに、笛の名じゃ多けれども」

「浄瑠璃物語」では「蝉折の笛」

謡曲「橋弁慶」では「虫喰いの笛」

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コメント

おはようございます。

笛に関しては
まったくの無知でした。

勉強になります。

しかし、実際に重要文化財として
現存しているってすごいですね。

投稿: 「感動創造」 | 2008年10月28日 (火) 07時37分

感動さん、こんにちは!

一つの笛が何代にも渡って
旅をしているようで、素敵な話ですよね。
ここに至るまでに、何人もの人の手によって
守られてきたわけですから、これからも
すっと大切にしていってもらいたいですね。

投稿: しずか | 2008年10月28日 (火) 14時05分

鳥羽上皇の時代という事は、やく900年前に日本に渡って来たのですね。
笛って、長く使えるものなんですね。

楽器はなんでもそうだと思うけど、常に使ってないとダメになるでしょう。
この笛も、大切に扱いながらも、使い続けて欲しいですね。

投稿: merry | 2008年10月28日 (火) 20時04分

merryさん、コメントありがとうございます。

そうですね。
どの楽器も使っていないとダメになって
しまいますね。
それにメインテナンスも欠かせません。
いつまでも大切に守っていって欲しいです。

投稿: しずか | 2008年10月28日 (火) 22時50分

はじめまして、こんにちは。
突然のコメント失礼いたします。

私は日本史好きながら義経の頃の時代には詳しくないのですが、興味はずっと持ち続けていたので、しずかさんのブログはとても勉強になり、拝見させて頂いております^^

笛のお話、素敵ですね。
私は少し音楽をたしなんでおりますが、何分、歌い手ですので、こういったものが後世に残らないことが残念。
一度、ぜひこの笛の音色も聞いてみたいものです^^

投稿: 瀞子 | 2008年11月 3日 (月) 11時32分

瀞子さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

瀞子さんは、歌をやっていらっしゃるですね。
私はピアノが専門です。
楽器は違っても、音楽は通じるものがありますから
この由緒ある笛の音色が心に響きました。
機会があったらまたいつか聴きに行きたいと思っています。

投稿: しずか | 2008年11月 3日 (月) 22時57分

笛を吹く人です。   タッキーと石原さとみさんがNHKで義経と静御前を演じた大河ドラマの記憶があります。

 笛を失った義経に対して「大切な笛ですから…」と言い、篠竹に穴をあけただけの笛を使っていました。

 ところで、重要文化財の笛を吹く機会はあるのでしょうか?
  笛は生き物なので、機会を作って息を吹き込まないと、死んでしまいます。(正確には、割れてしまったりする。)

 2011ad、4月頃に〔 篠竹に穴をあけただけの笛 〕を作りました。
 欲しがる人に作りましたが、日本の笛は練習に時間が掛かるので、挙げた人の吹く機会は少ないのだろうと思えるのが寂しい。

投稿: yala0yala | 2011年6月17日 (金) 00時16分

yala0yala さん、初めまして!
コメントありがとうございます。

「義経」での笛の場面、懐かしいです。

薄墨の笛についてですが、毎年秋に静岡の鉄舟寺で、薄墨の笛コンサートが行われ、息が吹き込まれています。

私は、フルートの経験はあるのですが、和の笛は吹いたことがありません
機会があったら試してみたしです。

投稿: しずか | 2011年6月17日 (金) 00時34分

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