薄墨の笛について(4)10年前のこと
中村一氏の補修から400年が経ち、薄墨の笛にはまたカビや亀裂が生じてしまいました。
そこで、熱田神宮の累代雅楽器師の菊田束穂氏に依頼し、平成9年から一年半かけて補修が行われました。
この「平成の補修」により、薄墨の笛は、再び蘇ったのですが、笛はただ補修すればいいわけではなく、息を吹き込まなければ笛としての機能が働かなくなってしまいます。
現在、薄墨の笛の音色が聴けるのは、こうした補修をしてきた方達、そして定期的な演奏で笛に命を吹き込んでくださる横笛奏者の赤尾三千子さんのおかげなのでしょうね。
今後もこの笛の存在を忘れず、ずっと命を保っていって欲しいと思います。
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