神戸の源平史跡を訪ねて(18)七宮神社
市バスの七宮神社前で降りるとすぐに七宮神社があります。
創建の年代や由来は定かではありませんが、築造伝説によると、清盛が経ケ島の築造の工事を進めるにあたり、暴風雨でなかなか進まないのを不審に思い、調べたところ、築造に必要な土砂を取っていた塩槌山に住む神が怒って暴風雨を起こすことがわかり、そこにあった神社を現在の七宮町に移築し祀ったところ、無事築造できたといわれています。
「七宮」というのは、神功皇后が七番目に巡拝したからという説と、ご祭神の大己貴命が、大国主命、大物主命、葦原醜男、八千矛神、大国玉命、顧国玉神という七つの名前を持つ神様であるからという説もあります。
神戸には、一から八の数字のつく神社、一宮から八宮まであります。
これらの八つの神社は生田神社をとり囲むように位置し、生田神社と関係の深い裔宮であると伝えられています。
神戸八社は天照大神と素盞鳴尊が、剣玉を交換して誓約した時に生まれたという三女神・五男神がそれぞれに祀られています。
神戸八社は港神戸守護神厄除八社とも呼ばれ、数字の順に巡ると(八宮巡り)厄除けになるとされています。
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神戸を観光して、生田神社に行く人は多いけど、
ここまで足をのばす人は少ないでしょうね。
魔よけのため、八社めぐりをしてみたいです。
でも、この年になれば、「魔」も近づかないかな(笑)
投稿: merry | 2010年8月20日 (金) 08時14分
merryさん、おはようございます。
以前、神戸を観光した時は、神社については
生田神社しか行きませんでした。
ラメールさんに送っていただいた本のおかげで
この周辺の史跡を巡ることができたのですよ。
この時は、一宮~八宮のうち、七宮しか行かなかったので
ぜひ八宮巡りもしてみたいです。
投稿: しずか | 2010年8月20日 (金) 08時53分