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2010年10月18日 (月)

鏡神社(1) 由緒&本殿

義経元服池から3分ほどのところにある鏡神社

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第11代垂仁天皇の御代(紀元元年)に帰化した新羅国の王子天日槍(あめのひぼこ)の従人がこの地に住んで陶芸、金工を業とするに及び祖神として彼を祀ったことに始まり、のち近江源氏佐々木氏の一族鏡氏が崇敬して護持したと伝えられています。
本殿は三間社流造り、こけら葺で南北朝時代の建築で国の重要文化財に指定されています。(竜王町観光協会HPより)

鏡神社 由緒

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 当神社の創始年代は不詳であるが、主祭神天日槍尊は日本書紀による新羅国の王子にして垂仁天皇三年の御世(BC31)来朝し多くの技術集団(陶物師、医師、薬師、弓削師、鏡作師、鋳物師など)を供に近江の国へ入り集落を成し、吾国を育み文化を広めた祖神を祀る古社である。
 天日槍は持ち来たる神宝の日鏡をこの地に納めたことから「鏡」の地名が生まれ、書記にも「近江鏡の谷の陶人は即天日槍の従人なり」と記されている。
鏡山の麓は渡来集団に関わる地名も多く須恵器を焼いた古窯址群も広く現存する。
 延喜の御世には大嘗会に鏡餅を勧請した火鑕の里であり、鏡路は鏡山と共に万葉の歌枕として百五十余首詠まれ、宮廷巫女の歌人額田王や鏡王女にも所縁の地である。
現社殿は室町時代に再建された三間社流れ造りにして屋根は「こけら葺き」の貴重な建築様式は国の重要文化財である。
 承安四年(1174年)牛若丸こと源氏の遮那王は京都鞍馬から奥州への旅路、この鏡の宿に泊まり境内宮山の岩清水を盥に汲み自ら烏帽子をつけ元服した。
鏡神社へ参拝した十六歳の若者は「吾こそは源九郎義経なり」と名乗りをあげ源氏の再興と武運長久を祈願した武将元服の地である。
以後岩清水は源義経元服池と称し現在も清水を湛えている。
義経公を偲ぶ「とがらい祭り」は十一月の二の午夕刻に男児を主役に斎行される。
 大正六年、当地宮城一帯における特別大演習を大正天皇御統監のみぎり鏡神社宮山に行幸あそばされ、御親拝の栄に浴す。
以後宮山を御幸山と称し、自然公園として管理される。
飛地境内の鏡山は山頂に近江の総社龍王宮を祭り七月十日を例祭とする。

 鏡神社本殿 
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 三間社流造の庇に建具を設けて前室とし、さらに向拝をつける形式は滋賀県に中世の遺構が多く、古式流造が一層優美に発達したものである。
即ち、向拝の柱間を三間に構え、階段を三間通しとしたものは県下に現在例が少ない。
また、屋根は杮葺で、母屋の正面三間及び両側面の前の間を幣軸板扉構とし、前室の正面は格子戸引違い、側面は板戸引違いになっているが、ここに花挟間格子戸を建てる例が少なくない。
妻飾は、虹梁上に豕扠首を組み、組物は円柱上に舟肘木、前室及び向拝は出三斗組、中備に彫刻入りの蟇股を入れ、室町時代特有の彫刻手挾を用いるなど、正面の装飾は豊富である。
建立年次の記録がないが、蟇股は、湖東町の春日大社本殿(文安元年=1444年)、泰荘町の大行社本殿(文安4年)によく似ており、ほぼ同時代の建立と考えられる。
(平成4年1月 竜王町教育委員会)

 また義経が元服の際、使用したとされる盥の底板が現在も残っています。
これは白木屋の沢弥傳(さわやでん)家が代々家宝として残してきましたが、昭和5年に家系が絶えたため、現在は鏡神社で保管されています。
底板が半月板のようになっているのは、戦時中出征される人が武運を祈り、お守りとして
少しづつ削り取って戦地へ持って行かれたためと伝えられています。

鏡神社 滋賀県蒲生郡竜王町鏡1289

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コメント

たらいの底板は、以前かがみの里に写真で展示されていたのを見たことがあります。
写真でもいいから、展示を続けて欲しいですね。

でも、やっぱり実物も見たいsmile

投稿: merry | 2010年10月18日 (月) 09時49分

merryさん、おはようございます。

たらいの底板は、公開されていないのですね。
期間限定で公開されることはないのかな?
写真でもいいから見てみたかったな~

投稿: しずか | 2010年10月18日 (月) 10時02分

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