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2010年10月12日 (火)

妓王寺

「平家物語」に登場する白拍子の姉妹、祇王・祇女の故郷の野洲からスタートです。

JR野洲駅の北約3kmにある浄土宗の寺院・妓王寺を訪れました。

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祇王・祇女姉妹は、この地に居館を構えた橘次郎時長の娘として生まれました。
時長は保元の乱で戦死。祇王は・祇女は、母の刀自と供に京に出て、白拍子となりました。
祇王は、平清盛に仕えることになり、清盛の寵愛を受けました。
水不足で苦しむ故郷の人々のために、清盛に水路を引くことを願い出ると、清盛はその願いを受け入れ、5年の歳月をかけた難関工事の末、12キロに及ぶ用水路を完成させたのでした。
その用水路のおかげで、村の水不足は解消し、近江でも有数の米どころとなりました。
しかし、同じ白拍子の仏御前の出現で、清盛の心を奪われ、祇王は屋敷を追い出されてしまいます。

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出家した祇王は、嵯峨に移り住み、庵で晩年を過ごし、38歳(35歳という説も)の若さで亡くなりました。
後に、妓王井川の恩恵に与った村人が、祇王の菩提を弔うために、このお寺を建てました。

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祇王、祇女、刀自(祇王、祇女の母)、仏御前の木像があります。
(実際には見ることはできませんでしたが、その写真がこれです。)

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境内には供養塔があります。

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ところで、「祇王」「妓王」という表記がありますね。
本来、「祇」は土地の神、「妓」は芸妓、芸者の意味がありますが、
「祇王」「妓王」では、妓は芸妓、祇は出家の意味として
使われているのではないかという説があります。
「祇王」は、「平家物語」や謡曲「二人祇王」の登場人物、
お寺では、京都の祇王寺
野洲の祇王井川、祇王村、祇王小学校
「妓王」は、野洲の妓王寺、妓王屋敷跡、妓王井川の碑
「義王村」は、祇王村と改称する前の名前に使われています。

実際は本当にそうなのか地元の方に尋ねてみたところ、
昔は読み書きが出来る人が少なかったことから、
次第にいろいろな字が使われるようになったのではないかと
いうことでした。

所在地  滋賀県野洲市中北90 

アクセス 名神栗東ICまたは竜王ICから20分
      JR琵琶湖線「野洲駅」下車 バス 10 分 江部下車徒歩15分

料金   200円(要予約)

時間   9:00~16:00

お問い合わせ 野洲市観光物産協会 TEL:077-587-3710     

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コメント

あら、マップが入りましたね。
これなら、興味がある人にもお薦めできますね。

ところで、
妓王寺の説明板を読んでもイマイチよく分からなかったのですが、しずかさんの記事を読んだら、よく理解できました(笑)

merryさん、おはようございます。

妓王寺の拝観の予約、また車で案内
していただき、ありがとうございました。
ここは、交通の便が悪いから、車でないと
きついですね。
何から何までお世話になり、本当に
助かりました。

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