祇園祭(2)橋弁慶山の懸装品
次に橋弁慶山の懸装品を紹介します。
舁初めを終えた山は、ご神体人形や飾りを外し、町家に展示されます。
橋弁慶山は、山といっても、真松も朱傘も立てません。これは、山を舞台として表現していた時代の名残だそうです。見送りもなく、八方正面として見ることができます。
金幣は、前後に二対、裏がなくすべてが正面であることを表しています。
五条橋は、黒漆塗りの反り橋で、欄干が左右4本ずつ親柱があり、擬宝珠(ぎぼし)がついています。
前懸は、富岡鉄斎「椿石図」綴錦
胴懸は、円山応挙下絵と伝わる葵祭を絵巻風に描写した「賀茂祭礼行列図」綴織で、牛車、近衛使、検非違使などの姿が描かれています。
裾幕は、紺地に芦、波、蛇籠と白抜模様で、鴨川を表しています。
次回は、いよいよ巡行の模様をお伝えします。
ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いします!
« 祇園祭(1)橋弁慶山の山建て | トップページ | 祇園祭(3)巡行の日 »
「祇園祭」カテゴリの記事
- 祇園祭(6)橋弁慶山の授与品(2011.08.19)
- 祇園祭(5)鈴鹿山(2011.08.16)
- 祇園祭(4)浄妙山(2011.08.12)
- 祇園祭(3)巡行の日(2011.08.04)
- 祇園祭(2)橋弁慶山の懸装品(2011.07.29)
弁慶さんのお顔
黒くて目ばかりぎょろりとしていて、怖いですね。
それに比べて義経さんは、お上品な稚児に見えます。
投稿: merry | 2011年7月30日 (土) 21時49分
merryさん、コメントありがとうございます。
弁慶が黒いのは、牛若を白く美しく引き立たせるためなのでしょうか?
マツケンさんの弁慶とはまるで違いますね~(笑)
投稿: しずか | 2011年7月31日 (日) 10時51分