渡辺綱 駒つなぎの楠
ここは旧善源寺村の産土神社が鎮座したところで、1909年(明治42年)に櫻宮に合祀され、現在は櫻宮のお旅所となっています。
このあたりは、かつて善源寺荘と呼ばれ、大江山の鬼退治で有名な源頼光が支配する荘園でした。
長徳年間(995~998)頼光は源氏の八幡大神を祀り、この地に産土神社を創建しましたが、そのとき頼光自らが、この樟を植えたといわれています。
駒つなぎの呼び名は、頼光の四天王の1人で、この荘園の管理をまかされていた渡辺綱が、この神社に詣でるとき、いつも馬をこの樟につないだためであると伝えられています。
樹齢900年と推定される樟は、昭和のはじめに大阪府の天然記念物第1号に指定されましたが、残念なことに戦災にあい現在は枯死状態になっています。
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戦災で樟がダメージを受けたのですか。
900年という長い歴史の間には、いろんな事があるのですね。
投稿: merry | 2012年5月12日 (土) 12時58分
merryさん、コメントありがとうございます。
歴史の舞台には大木があることが多いですね。
それから何百年の間にはいろいろなことがあったでしょう。
何代目の松というのもよくありますね。
投稿: しずか | 2012年5月13日 (日) 11時09分