浅草寺の頼朝ゆかりのイチョウ
浅草寺の総門である雷門、最初の門は平公雅(たいらのきんまさ)によって42年(天慶5)に建てられました。
五重塔は、天慶5年(942)平公雅が本堂と共に建立したのを初めとして、その後数度倒壊、炎上に遭いましたたが、その都度再建されました。
五重の塔の横にスカイツリーが見えます。
平公雅 たいらの-きみまさ
平安時代中期の武人。
平良兼(よしかね)の子。
平将門(まさかど)の従兄弟。一族と抗争していた将門と対立,天慶(てんぎょう)3年(940)東国の掾(じょう)となり,追捕凶賊使をかねる。将門敗死後は残党を捜索,興世(おきよ)王を討って功をたて,従
五位上,武蔵守(むさしのかみ)になった。(コトバンクより)
浅草寺史略年表によると
942 天慶5 安房守平公雅堂塔伽藍を再建して、田園数百町を寄進す。
1041 長久2 12月22日浅草寺本堂大震災により倒壊す。
1051 永承6 寂円上人の尽力により本堂再建成る。
1070 延久2 八幡太郎義家奥州征討の途次、浅草寺に詣で戦勝を祈り榧(かや)の樹を植える。
1079 承暦3 12月4日浅草寺炎上。その後、万人を勧進して再建す。
1142 1155 不詳 (久安2年?)源義朝浅草寺に参詣あり、承暦の火災時本尊のご避難されし古榎材をもって聖観音像(現存)を彫らしめて奉安す。
1169 仁安4 浅草寺本堂6月修造成る。
1180 治承4 源頼朝平家追討の戦勝を浅草寺に祈願す。
とあるように、浅草寺は源氏ともゆかりのあるお寺で、源頼朝が浅草寺を戦勝祈願に訪れています。
境内には、源頼朝公が浅草寺参詣の折、挿した枝から発芽したと伝えられる浅草寺の神木のイチョウがあります。

浅草寺の伝法院の庭園からは、五重塔とスカイツリーの両方がこのように望めます。
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頼朝ゆかりの銀杏は戦災をくぐり抜けた神木と書かれていますね。
震災をくぐり抜けた奇跡の一本松とイメージが重なりますね。
投稿: merry | 2012年5月31日 (木) 17時06分
merryさんへ
頼朝のパワーが籠められているのでしょうか。
強い木ですね。
一本松もそうですが、その地の人々の心の支えになりますね。
投稿: しずか | 2012年6月 2日 (土) 01時10分