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2012年6月

2012年6月27日 (水)

大物主神社(2)謠曲「船弁慶」ゆかりの地

義経主従が頼朝から追討され、大物浦からの船出を待つ間この付近に一時身を潜めたということから、境内に「義経弁慶隠家跡」の石碑があります。

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謠曲「船弁慶」ゆかりの地

古典「平家物語」には頼朝と不和になった源義経が武蔵坊弁慶ら郎党と共に西国へ向うため大物浦(尼崎市)から船出したものの、烈しい風浪のため押し戻されたことが書かれ、これは謠曲「船弁慶」に脚色されているが、そのとき一時身をひそめたところが、この若宮神社(大物主命を祀り大物主神社ともいう)付近だと伝える。神崎川の流域にあり「九洲宗像大社」又厳島神社の祭神である。
宗像三柱をも祀ってあり、かって大物の浦はこの社前まで通っていたと伝えられている。
なお義経は出帆を前に愛妾静御前と別れを惜しんだといわれ、近くに”静名残りの橋碑”もある。(案内板より)

※案内板の説明が一部訂正されています。
この橋碑は現在、辰巳八幡神社の境内にあります。 

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2012年6月22日 (金)

大物主神社(1)起源と平清盛との縁

昨年、尼崎の大物主神社を訪ねました。

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尼崎という地名は、平安時代の末から鎌倉時代初めに書かれた史料に、「尼崎浜は大物の南、河を隔て、久安以後の新出地なり」と記されていて、尼崎は久安年間(1145~51)頃に形成された土地なのだそうです。

尼崎の「あま」は、今では海に潜って貝などを採る女性を指しますが、古代・中世においては、漁民・海民を意味していました。また、崎(さき)は岬同様、海に突き出た場所を意味します。漁民・海民が住む海に突き出た土地というのが、地名の由来という説、尼崎は、海の恵み豊かで、「海が幸」が語源とされているという説があります。
その海の恵みにより生きる人々によって建てられた祠が、大物主神社の起源と伝えられます。
大物主という名は、大物主神を祀ること、大きな建材(材木・石材)の集積地だったことから「だいもつ」と名付けられたともいわれています。

平安時代、尼崎の海は、大物浦と呼ばれ、海上交通では要所であるとともに、水害も多く、波の荒い難所でもありました。そこで、安芸の国守であった平清盛が、厳島神社の市杵島姫命を勧請合祀して船旅の安全を願ったといいます。

(尼崎観光HP参照)

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大物主神社の由緒

今を去る二千余前第十代崇仁天皇の御代日本全土が悪疫病にさらされ滅亡寸前になった時帝が御幣を大物主大神に奉り平癒を祈願されたその時大和三輪山に大物主大神が祀られ命を受けて大神八世の御孫大田田根子命の後裔鴨部祝が祖神様を当地に奉斎したのが始まりである。くだって平治元年(1159年)平相国清盛が芸州厳島参拝の時祭神市杵島姫命を此の大物の社に合祀した。当時の大物の沖合は謠曲や浄瑠璃の舟弁慶千本桜などにも謳はれているその頃「若宮」と呼ばれていた鎌倉の始め大物の浦から舟出した源義経主従も神社隣に宿をとり無事平安を祈ったといはれている。その後寛永年間約350年前宗像三柱神の故事に習って多岐都姫命、多紀理姫命を合祀又相殿神として西宮大神、菅原道真公等が配祀されている。(案内板より)

また、ここは江戸時代、醤油醸造が盛んな地域だったことから、「汁醤油発祥之地」の碑があります。

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2012年6月17日 (日)

滋賀県からイベント情報が届きましたので、当ブログ内でも紹介させていただきます。

純白の花と緑の藻 清流に揺れる 米原・バイカモ咲き始める
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20120612000104

商店の歴史告げる引き札 まちづくり役場がマップでPR
http://ameblo.jp/my-you/entry-11277404292.html

松尾寺本堂が完成 17日 落慶法要 秘仏公開も
http://ameblo.jp/my-you/entry-11276573862.html

井伊直弼お抱え絵師・鳴鳳の湖東焼展、たねや美濠美術館
http://shigahikone.blogspot.jp/2012/06/blog-post_12.html

伊勢神宮式年遷宮と多賀大社の親子詣りプロジェクトの成功祈願
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/fb01/20120522.html
(PDF添付)

サクランボ狩り、甘い味楽しむ 竜王の4農園
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20120615000032


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2012年6月13日 (水)

住吉神社の判官松の碑

大阪市西淀川区大和田の住吉神社の境内にも判官松の碑があります。

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判官松の碑由来

平家物語巻第11逆櫓の記述によれば「元暦2年2月3日九郎大夫判官義経都をたつて摂津国渡辺(今の堀江)よりふなぞろへして八嶋へすでによせんとす。三河守範頼も同日都をたつて摂津国神崎(今の西淀川)より兵船をそろえて山陽道におもむかんとす」とある。平家追討の軍勢は折からの台風の襲来にあい一時避難余儀なくされ、陣を張つたのがこの地である。その時義経はあらためて住吉大明神に海上安全の祈願をし一本の松の苗を手植えした。それが判官の松の由来である。
亦一説に義経の軍が流れ着いた時、大和田の庄屋が鮒の昆布巻を献上しこまごまと生活の煩事を援助した。喜こんだ義経は食事の箸を地中に立てその意を天に示した。どうしたことかみるみるうちに行きかえり松の姿に生長した。
尚この庄屋に「鮒子多」(ふじた)の姓を与えたとも伝えられている。(大和田墓地に鮒子多家の塚と墓石が現存している)爾来この判官の松は年と共に天を突き沖を往き交う船人たちに航海の指針として親しまれた。明治10年雷火の為に不幸にも焼失の災にあい今はその大要を地元青年団が石に刻み後世に伝えている。

万葉歌碑

「浜きよく浦なつかしき神代より千船のとまる大和田の浦」

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2012年6月 7日 (木)

判官松伝承地

久し振りに義経さまゆかりの史跡です

大阪の西淀川区の大野下水処理場正門前に判官松伝承地の碑があります。

源平の戦いのあった1185年(元暦2年)2月16日に、平家追討のために大物の浦(尼崎市)から屋島に向けて軍艦を出した九郎判官義経(源義経)が、折からの突風のために大和田の浦(西淀川区大和田)に漂着しました。
そこで当時の住吉大明神(大和田住吉神社)に海上安全を祈願し、再度軍容をたてなおして18日未明に順風を利用して四国に向かいました。
このときの由縁の松を判官松といい、義経の腰掛松とも手植の松とも呼ばれて伝えられています。その後、判官松は樹容壮麗となり西摂の名勝として遠近に知られるだけでなく、淀川尻の標識として舟人の親しむところとなりましたが、惜しいことに明治10年の落雷によって焼失してしまいました。(案内板より)

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今は松はなく、この石碑のみが立っています。
この下水処理場を目標にしないと、なかなか見つけられない碑です。

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この近くには「大野せせらぎの里」という緑地があり、池の周りに遊歩道やせせらぎ、あずまやがあり、水生植物や、常緑樹、落葉樹、草花などが植えられているそうです。


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2012年6月 6日 (水)

滋賀情報

サライ6月号は、「知られざる琵琶湖路へ」という特集です。

観音の里ふるさとまつり
http://ohmiji.jp/event/2012/08/post-42.php
http://www.biwako-visitors.jp/search/event_12547.html


近江ちゃんぽん 全国展開へ 7月まず北陸 「年内東京→海外」
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120605000018

栗東トレセン観光資源に 市観光物産協会 滋賀
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120605/shg12060502140003-n1.htm

“幻の”政所茶 東近江で収穫始まる
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20120604000094


「滋賀B級グルメバトル」今夏も開催へ-15万人動員目指し60団体出店
http://biwako-otsu.keizai.biz/headline/676/

琵琶湖汽船が7月6日から
=「鮒ずし作り体験クルーズ」運航=
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0010362

17日に、大津・草津で『外来魚釣り大会』
=釣り竿の無料貸出しも=
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0010355

苧挽きや本藍染めなど ほんまもん体験
=9・10日 愛荘町で
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0010358


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