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2013年4月

2013年4月25日 (木)

長楽寺(1)建礼門院 秘宝展

何度か訪れている東山の長楽寺ですが、昨年12月に、大河ドラマ「平清盛」放映記念 平清盛の娘 「建礼門院 秘宝展 」に出かけてきました。

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本堂

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長楽寺

寺伝によれば、延暦24年(805)桓武天皇の勅令によって伝教大師(最澄)を開基として創建されたと伝わる。
当初は天台宗の寺院であったが、室町時代初期に国阿(こくあ)上人が中興してから時宗に改められた。
本尊に准胝観音像(じゅんていかんのんぞう)を祀り、洛陽三十三観音霊場の第七番札所でもある。
一条天皇の時(986~1011)に巨勢広高(こせのひろたか)という絵師が当寺で地獄変相の壁画を描いたことが今昔物語にみえており、文治元年(1185)安徳天皇の生母、建礼門院が僧 印誓(いんせい)について剃髪されたところでもある。
また、法然上人の弟子 隆寛(りゅうかん)がここに住み念仏を広めた。当時はこれを長楽寺流と呼ぶほどに世間に知れ渡っていた。
昔は祇園や清水と並んで花の名所と謳われ、多くの文人や画家が訪れたところである。
寺宝には、一遍上人を含む七人の上人像(全て重要文真財)、一遍-宗祖ー、真教(しんきょう)-二祖ー、一鎮(いっちん)-遊行六代ー、尊明(そんめい)-遊行十三代ー、太空(たいくう)-遊行十四代ー、尊恵(そんえ)-遊行十五代ー、暉幽(きゆう)-遊行十七代ーの諸像や建礼門院御遺宝、相阿弥(そうあみ)作と伝わる庭園がある。
また、境内山上の墓地には、江戸時代後期の歴史家頼山陽(らいさんよう)やその弟子頼三樹三郎(らいみきさぶろう)、水戸烈士の墓もある。
      京都市(案内板より) 

建礼門院 秘宝展

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建礼門院画像、安徳天皇画像、安徳天皇の形見の衣で建礼門院が自ら縫った幡や、一遍上人像などが展示されていました。

建礼門院御塔

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この塔は、古来長楽寺山山腹八丁台の景勝の地に立っていたが、明治初年この地に移された。
源平合戦の後、元暦二年(1185)五月一日、当寺の阿證房印誓上人により、御髪をおろされたときの御髪塔とも伝え、また、読み物系平家物語には、貞応二年(1223)、鷲尾において69歳で往生の素懐をとげられたとも、また、御遺骨を鷲尾に納められたともあり、その鷲尾が鷲尾山長楽寺(旧呼称)を指しているとすれば、この御塔は、女院の御舎利塔とも拝される。(案内板より)

平安の滝

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法然上人の高弟・隆寛律師や建礼門院などが修行された滝といわれています。

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2013年4月18日 (木)

長等神社と平忠度の歌碑

三井寺の南側に、長等神社があります。

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天智天皇が大津京鎮護のため長等山の岩倉に須佐之男大神を祀ったのが始まりで、その後、円珍が日吉大社を合祀し、貞観2年(860)に園城寺(三井寺)の鎮守とし、天喜2年(1054)庶民参詣のため山の上から現在地に移りました。

楼門は明治38年(1905)の完成ですが、中世の様式の造りとなっています。

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長等神社楼門

この楼門は、三門一戸、屋根入母屋造、檜皮葺の構造をもっています。
技師安藤時蔵、技術員青池安太郎の設計のもとに明治三十七年五月起工され、同三十八年二月に竣工しました。
この楼門は、比較的小型ながら、上・下の均斉が美しく、左右の広がりも適度に、また各部の曲線も美しくとられ、すぐれた姿をしています。
室町時代頃の様式にのっとった秀作で、明治時代の楼門の代表作とされています。また、建築にかかわる棟札や図面などの資料もよく保存されています。
昭和四十七年七月一日大津市の指定文化財となりました。(案内板より)

拝殿

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本殿

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境内には、平忠度の歌碑があります。

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平忠度歌碑

さざ波や志賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな

平清盛の弟平薩摩守忠度の詠んだこの歌は有名で「平家物語」や「千載和歌集」にみえている。
平忠度は一度訪れたであろう長等の春の清盛を思い起こして 平家都落ちの 際に詠んだのではないかと伝えられている。
この歌碑は長等山の山頂に建てられている碑より多くの人々に見ていただくためにその歌碑を模して当神社の境内に建碑したものである。(案内板より)

この歌碑は、枝垂れ桜の下にあるので、桜の時期にいつかまた訪れてみたいと思います。

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2013年4月11日 (木)

景清爪形観音

12月初旬、まだ紅葉が残る清水寺を訪ねました。

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何度も訪ねているところですが、今回は今まで見逃していた石灯籠を目指します。

景清爪形観音は、清水寺の随求堂の前に立つ石灯籠の火袋の中にある小観音像です。

三重塔の裏側に当たります。

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景清は、平氏の侍大将で平景清とも呼ばれていますが、藤原秀郷の子孫の伊勢藤原氏(伊藤氏)で、伊藤景清ともいい、「悪七兵衛」の異名を持つほど勇猛であったそうです。
大河ドラマでは、伊藤景清の名が使われていましたね。

景清は、壇ノ浦の戦いで敗れた後に捕られ、預けられた八田知家の邸で絶食し果てたといわれていますが、異説もあります。

景清爪形観音に伝わるのは、景清は、源頼朝の命を狙って、清水寺に潜んでましたが、失敗し捕えられ、「源氏の世は見られぬ」と自らの目玉を刳り抜き清水寺に納めたという伝説です。
また、景清は、謡曲や歌舞伎、浄瑠璃にも登場します。

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この悪七兵衛観音は、景清が爪で刻んだと伝えられています。

細長い穴が二つ開いていて、中に小さな石仏が納められているそうですが、覗いても見えませんでした。

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2013年4月 2日 (火)

小督と清閑寺

東山にある真言宗の清閑寺(せいかんじ)は、小督が出家した寺です。

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清閑寺

歌乃中山と号する真言宗智山派の寺である。ここから清水寺までの山路は、かつては歌の中山と呼ばれる名所で、桜や紅葉の美しさから数多くの歌が詠まれた。
延暦21年(802)に、天台宗の寺として比叡山の紹継法師によって創建され、一条天皇の時代(986~1011)に勅願寺となった。
「平家物語」の非恋で知られる高倉天皇と小督局ゆかりの寺で、平清盛の娘を中宮とする高倉天皇に寵愛されたために清盛の怒りに触れた小督局は、宮中を追われてこの寺で出家させられたと伝えられている。天皇は深く心を痛め、自分が死んだら局のいるこの寺に葬るよう遺言を残し、二十一歳の若さでこの世を去った。背後の山に、六條天皇と高倉天皇の御陵があり、高倉天皇陵の傍らには、天皇の死後、生涯にわたって菩提を弔ったといわれる局の墓がある。
庭にある大きな石からは扇を広げたような形で市内が一望でき、その石が丁度扇の要の位置に当たることから「要石」と呼ばれ、願いをかけると叶うといわれている。
かつては法華三昧堂や宝塔などが並んでいたが、現在は菅原道真が梅樹から彫ったという本尊・十一面観音像を安置する本堂を残すのみである。
(京都市)

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謡曲「小督」と清閑寺

歌の中山清閑寺」といわれるこの寺は、真言宗智山派に属し、延暦二十一年(802)紹継法師の創建によるものですが、古典「平家物語」に書かれた小督局が平清盛のために尼にさせられたところといわれています。
小督局は高倉帝の愛をうけましたが、帝の中宮建礼門院が清盛の娘だったため嵯峨に身を隠したのは有名で、これをもとにつくられたのが謡曲「小督」です。
しかし帝の心は変わらず「私が死んだら、小督のいる清閑寺に葬ってくれ」と遺言され、養和元年(1181)亡くなられたので、この寺に埋葬されたといわれます。
寺の背後の山中に御陵があり、傍らに小督の墓があり、またこの裏にある宝筐印塔は供養の塔だといわれています。山号の歌の中山は清水寺から清閑寺に至る山路をいいます。(謡曲史跡保存会)

小督の供養塔

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要石

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また当寺は、西郷隆盛と成就院の僧・月照が密議を交わした場所でもあります。

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境内からの眺め

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秋は紅葉が美しいお寺です。
お隣の清水寺へはたくさんの参拝客がありますが、こちらは訪れる人が少ないようです。

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