頼朝ゆかりの虚空蔵菩薩
鎌倉の長谷駅から極楽寺駅に向かう途中、成就院の手前の虚空像堂の石段下にある「星ノ井」は別名「星月ノ井」とも呼ばれています。
井戸の中は覗くことができません。
この辺りは周囲に木々があって、昼でも暗かったため、井戸をのぞくと昼でも星が光って見えたといういわれからこの名がついたそうです。
奈良時代の名僧・行基がこの井戸で光る石を見つけ、これは虚空蔵菩薩の化身だと思い、お堂を建てて虚空蔵菩薩像祀ったという伝説があります。
古来より水に恵まれなかった鎌倉では、水が豊かに湧き出る井戸は貴重な水源だったのですね。
慶長五年(1600)六月 徳川家康京師よりの帰途 鎌倉に過り特に此井を見たることあり 以て其名世に著はるるを知るべし 水質清冽最も口に可なり
碑文によると、
1600年(慶長5年)6月、京からの帰りに徳川家康が鎌倉に立ち寄り、星月夜ノ井を見たといいます。
虚空蔵堂の正式名称は、明鏡山円満院星井寺。
鎌倉時代には源頼朝もこの菩薩を崇敬し、行基作とされるご本尊の虚空蔵菩薩像を秘仏とし、三十五年に一度だけ開帳されていましたが、現在は護摩焚き供養の際に開帳されています。
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懐かしい鎌倉の源頼朝も徳川家康公も参拝した虚空蔵堂 ですね!
(注)
しずかさんのブログ「大河ドラマに恋をして」には「シネマ娘」さんの記事登録で来ているのに小生のPCからは何度やっても記事が入りません!
投稿: willy_tsuguo_shikata | 2014年7月16日 (水) 06時08分
四方さん、コメントありがとうございます!
なぜでしょう?
メールにはコメント届いているのですが、ブログに反映されていません(-_-;)
ちょっと調べてみます。
投稿: しずか | 2014年7月16日 (水) 10時49分