高野山を訪ねて(8)孔雀堂
正治元年(1199年)、京都・東寺の長者の延杲(えんごう)は、後鳥羽上皇の御願によって、神泉苑にて祈雨の修法を行い、雨乞いを成就させたことがきっかけとなり、正治2年(1200)に落慶し、本尊の孔雀明王像が奉安されました。
昭和元年(1926年)、金堂より出火した大火によって焼失しましたが、昭和58年(1983年)には弘法大師御入定1150年御遠忌記念事業として再建されました。
正治二年(1200年)に安置された本尊の孔雀明王像は快慶作で重要文化財に指定され、現在は霊宝館に収められています。
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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
後鳥羽天皇は、安徳天皇の弟で次の天皇でしたね。
承久の乱を起こしましたが、鎌倉幕府に敗れました。
ゆかりの水無瀬神宮にお参りしたことがあります。
また孔雀明王が、お好きだったのでしょうか。
明王のお姿を一度拝見してみたいです。
投稿: 平家人 | 2017年1月 7日 (土) 17時12分
平家人さん、明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします<(_ _)>
後鳥羽天皇は、歴史の教科書にも出てくる我が国の歴史において重要人物といえるでしょう。。
安徳天皇とは兄弟でありながら、違う道を辿り、こちらもまた激動の人生を送った方ですね。
水無瀬神宮とは、素敵な名前ですね。私も一度参拝してみたいです。
投稿: しずか | 2017年1月 7日 (土) 20時47分