源頼朝ゆかりの油山寺(3)るりの滝
油山寺には、眼病にご利益があると知られるようになった孝謙天皇にまつわる伝説が残されています。
天平勝宝元(749)年、目を患っていた孝謙天皇がご本尊の薬師如来に祈願し、るりの滝の水を加持祈祷し、その水を孝謙天皇に献上し、孝謙天皇がその水で洗眼したところ、たちまち眼病が全快したそうです。薬師如来にちなんでるりの滝と呼ばれ、祠には、波切不動明王が祀られています。
このことをきっかけに、孝謙天皇は油山寺を勅願寺とし、広く眼にご利益があると知られるようになりました。
この孝謙天皇が受けた霊験により、今日でも眼病を患った人々が油山寺を訪れてはご祈祷を受け、るりの滝にうたれて眼病回復を願っています。
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静岡県袋井市村松にある真言宗智山派の寺院で、遠州三山の1つに数えられている油山寺のるりの滝は眼病に良い見事な滝ですね!
投稿: willy_tsuguo_shikata | 2017年10月10日 (火) 05時40分
四方さん、コメントありがとうございました。
この滝に行き着くまでの散策路が、自然豊かで気に入っています。
投稿: しずか | 2017年10月10日 (火) 08時04分