五個荘の町(3)近江商人屋敷
五個荘まで来たついでに、近江商人屋敷のエリアを散策しました。
重要伝統的建造物群保存地区の五個荘金堂町には、五個荘商人の本宅を公開している施設があります。
外村宇兵衛邸
外村宇兵衛家は、五箇荘商人として活躍していた外村与左衛門(6代)の末子が、分家して興したものです。
文化10年(1813)に与左衛門との共同事業から独立して商いを始め、努力の末に東京・横浜・京都・福井などに支店を有し呉服類の販売を中心に商圏を広げ、明治時代には全国の長者番付にも名を連ねるほどで、当家の庭は、作庭当時神崎郡内一番の庭とも言われたそうです。 (東近江市HPより)
外村繁邸
外村繁邸
この家は、滋賀を代表する作家・外村繁の生家で、4代目・外村宇兵衛の妹「みわ」が婿養子吉太郎を迎えて分家したのが始まりです。吉太郎は、宇兵衛本家の京都店に勤め、明治40年に独立、東京日本橋と高田馬場に木綿呉服問屋を開き活躍しました。
外村繁は、この家の三男として生まれ、一時家業を継ぎましたが、後に文学への夢が捨てきれず弟に家業を託し作家活動に専念。この屋敷の蔵は、外村繁文学館として、繁の資料を展示しています。
外村宇兵衛家の分家として江戸時代末期に建てられた屋敷で、総面積2395平方メートル・建物面積496平方メートルもあり、門を入ると川の水を取り入れた川戸と呼ばれる水屋があり、玄関に続く石畳の右手には広い庭があります。(東近江市HPより)
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滋賀県の五個荘は近江商人発祥の地であり、見事な近江商人の屋敷が多数残っていますね!「三方良し」を思い出させます。
投稿: willy_tsuguo_shikata | 2018年3月 6日 (火) 08時44分
四方さん、時間の都合で中は見学できなかったのですが、この辺りの雰囲気は楽しめました。
投稿: しずか | 2018年3月 6日 (火) 11時42分