王子稲荷神社は、東京都北区岸町にある神社で、東国三十三国稲荷総司との伝承を持ち、落語『王子の狐』でも有名です。
古くは岸稲荷と号していました。
『新編武蔵風土記稿』巻之十八の豊島郡之十 によれば、荒川流域が広かった頃、その岸に鎮座した事から名付けられました。
康平年間(1058~1065年)に源頼義により「関東稲荷総司」の称号を得ています。
治承4年(1180)には源頼朝が源義家の腹巻や薙刀等を奉納したとされています。
また、小田原北条氏の崇敬も篤く、江戸時代には王子神社とともに徳川将軍家祈願所の一つに指定されています。
現在の社殿は1822(文政5)年十一代将軍・家斉により寄進されたものです。
落語「王子の狐」の舞台でもあり、大晦日から元旦にかけて行われる「王子狐の行列」の祭事でも知られています。
市杵島神社(弁天様)
柴田是真の「額面著色鬼女図」
天保11年(1840)、江戸の住吉明徳講(東京砂糖元売商組合の祖)が柴田是真に委嘱して、業界の守護神と崇拝するこの王子稲荷に奉納した傑作図です。
この稲荷社の創建は明らかではありませんが、治水4年(1180)源頼朝が八幡太郎義家の腹巻・刀等を寄進したと伝えられています。稲荷社のうちでも関東総社と呼ばれるほどの格式をもち、江戸市民の厚い信仰を集めました。社殿は寛永11年(1634)、元禄16年(1703)と造営され、現在の社殿は文化5年(1808)は造営されたものです。
(北区飛鳥山博物館HPより)
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