貴船神社(5)貴船神社の由緒
貴船神社の社殿は本宮・結社(中宮)・奥宮の3箇所に分かれて建っています。
本宮
本宮は高龗神を祭神し、本殿は流れ造り、拝殿は入母屋造り切妻向拝付きとなっています。
貴船神社の由緒
御祭神は「高雷龍神(たかおかみのかみ)」。 水の供給を司る神。 創建年代は明らかではないが、第18代反正天皇の御世に奥宮の水の湧き出すところに社殿を建てたという御鎮座伝説がある古社。
貴船川対岸鞍馬山の鞍馬寺は、平安初期の延暦15年(西暦796年)藤原伊勢人が貴船明神の夢のお告げで建立したと諸書に出ているので、その当時すでに貴船の神は大きな力を具えていたことがうかがえる。 永承元年(西暦1046年)7月の水害で奥宮が被災、天喜3年(西暦1055年)4月この地に本社を移築した。
京都に都が開かれて当社は国の重要な神社となり、事ある毎に勅使(天皇のお遣い)が差し向けられた。 特に当社には日照りの時には黒馬を、長雨の時には白馬を献じてそれぞれ「雨乞い」と「雨止み」の祈願がこめられた。 「その数 数百度に及ぶ」とある。
平安時代の勅願社22社の一社で、延喜式名大社。 庶民の崇敬も篤く全国に2千社を数える分社がある。 古くは「貴船禛」と記したが「黄船」「木船」「木生嶺」「氣生根」などの表記の見られる。 明治4年官弊中社となり、以後「貴船」の表記で統一された。(駒札より)
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