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2020年5月

2020年5月29日 (金)

貴船神社(9)奥宮の伝説

貴船神社のお参りは、本宮、奥宮、結宮の順にお参りする三社詣という慣わしがあります。

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奥宮は、もともと貴船神社の本宮があったところで、神武天皇の母・玉依姫が社殿を建てたと伝わっています。

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奥宮には数々の伝説が伝わっていて、社殿の前には玉依姫が乗ってきた船を小石で覆い隠したといわれる御舟形石があります。

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この小石を持っていくと海上安全になるといわれています。

また本殿下には龍穴があり、昔、本殿修理の時、大工が誤ってノミを落としたところ、にわかに嵐が起こり、ノミを空中へ吹き上げたといわれています。

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貴船神社「奥宮」

 当地は、貴船神社が当初創建されたところで、当社の祭神も本宮と同様、水や雨を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」である。
 社殿によれば、「反正天皇の時代(5世紀初頭)に、玉依姫命(神武天皇の母)が黄船に水神を祀ったのが当宮の起こりである」とのことで、地名及び社名の起源をこの「黄船」にもとめる説もある。
 境内の本殿横には、この伝説にまつわる「船形石(ふねかたいわ)」があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全にご利益があるとされた。
 また、本殿下には巨大な龍穴があり、文久年間(1861~1863)の本殿修理の際、大工があやまってノミをこの中へ落としたところ、一天にわかにかき曇り、突風が起こり、ノミを空中へ吹き上げたという。この他、宇治の橋姫伝説や和泉式部の恋願成就など、当社にまつわる逸話は数多い。
 なお、当社境内周辺には、昭和60年(1985)6月には京都市指定天然記念物に指定されたカツラをはじめ、高木が多く見られ、自然遺産の宝庫でもある。(駒札より)

 

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2020年5月22日 (金)

貴船神社(8)相生の杉

貴船神社の奥宮の手前にそびえる杉の巨木。

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相生の杉(御神木)

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同じ根から生えた樹齢1000年の二本の杉。

相生は、相老に通じ、夫婦艫に長生きの意味。

自然の生命力を感じますね。

貴船神社の縁結びのシンボルであるかのように、二本の杉が寄り添うように生えています。

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2020年5月15日 (金)

貴船神社(7)思ひ川

奥宮の参道に入るところに、思ひ川橋と呼ばれる朱塗りの小さな橋が架かっています。

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この橋の下を流れるのが思ひ川で、貴船川に合流します。

昔、貴船神社本宮がまだ奥宮にあったころ、御物忌(おものいみ)川といって、貴船神社に参拝する際、川で禊(みそぎ)をして心身を清めたと伝えられています。

後に和泉式部が参拝し、恋を祈ったことから「おものいみ」川が「思ひ川」になったのではないかといわれています。

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2020年5月 6日 (水)

貴船神社(6)結社

貴船神社の本宮から結社(中宮)へと向かいます。

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料理旅館の立ち並ぶ貴船川沿いの道は、秋は紅葉のトンネルとなります。

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夏には川床が設けられ、涼を求める人達で賑わいます。

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本宮より歩くこと10分、和泉式部もお参りしたという結社(ゆいやしろ)が見えてきます。

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結社は、本宮より上流300メートル、山側の小高い地にあり、本宮と奥宮の中間にあるため中宮 (なかみや)とも呼ばれています。

御祭神は磐長姫命 (いわながひめのみこと)を祀り、古くから縁結びの神様として知られ、
男女の縁、人と人との縁、子授けなどの縁結びにご利益があるとのことです。


和泉式部の故事を生んだのはこの結社です。

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結社(ゆいやしろ)御祭神 磐長姫命
神武天皇(初代天皇)の祖父にあたられる瓊々杵命(ににぎのみこと)が木花咲耶姫を娶らんとする時、父の大山衹命が姉の磐長姫命をおすすめしたが、にに杵命は木花咲耶姫命だけを望まれたため、磐長姫命は大いに恥じ、「吾ここに留まりて人々に良縁を授けよう」といわれ、御鎮座したと伝えられています。
古くより縁結びの神、「恋を祈る神」としての信仰が篤く、平安時代の女流歌人、和泉式部が切ない心情を歌に託して祈願したという話は有名です。
昔はススキ等の細長い草を、今は「結び文」を神前に結びつけて祈願する慣わしがあります。男女の間の縁だけでなく、人と人、会社と会社、就職、進学などあらゆる縁を結んで下さる神様です。(駒札より)

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