北陸の旅(2)木曽義仲、主従の像
実盛とわかった兼光は「あなむざんや」と言った。
実盛はこの時、前の主君である源義朝に拝領した兜を付け、現主君である平宗盛に許された出で立ちだったという。
実盛は源為義、源義朝に仕え、後に平維盛に仕えた武将である。
その昔、義仲が幼い頃、父である義賢を義経の父・義朝の長男・義平に殺され、義仲は母とともに畠山重能にとらわれ、そのことを不憫に思った重能は、実盛に助けを求めた。
実盛は義仲らの安全を図るたため、木曽の中原兼遠のもとに義仲親子を預けた。
義仲は、幼い頃、自分の命を助け、育ててくれた実盛の首を抱き、涙を流した。
首洗池の前には実盛の首を抱き嘆く木曽義仲、兜の前にひざまずく樋口次郎兼光、がっくりとうな垂れる手塚太郎光盛の像があります。
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