北陸の旅(3)実盛塚
首洗池から1kmほどのところに実盛の墓と伝えられる「実盛塚」があります。
1414年、時宗の14世紀遊行上人が篠原古戦場近くの道場で布教している時、実盛の亡霊に会い、卒塔婆を書いて霊を慰めたという。これが世阿弥の謡曲「実盛」のモチーフになりました。
(「義経伝説 南加賀の旅」より)
生垣に囲まれた立派な黒松は、最期まで立派に武士として戦った実盛を表すよう。
与謝野晶子が、ここで
「北海が盛りたる砂に あらずして 木曽の冠者が きづきたる塚」
という歌を詠んでいます。
*実盛塚の前では毎年8月20日からの片山津温泉湯祭りの際、供養際をし、地元の女子中学生が白装束で「篠原慕情」を踊るそうです。
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