源頼朝ゆかりの滝山寺(5)宝物館
前回、見学できなかった滝山寺の宝物館にやっと入れました!
そもそもこの滝山寺に行ったのは、宝物殿に安置されている寺宝の聖観音・梵天・帝釈天三尊像像を見たかったから。
これらの像は、鎌倉時代の運慶・湛慶父子の作として、昭和56年に国の重要文化財に指定されました。
像を作らせたのは、源頼朝の従兄弟にあたる当山住職・寛伝。
頼朝の追善供養のために境内に惣持禅院を建立し、その本尊と脇侍として祀られていたといいます。
中でも、聖観音は、頼朝と等身大で作られ、その胎内には、頼朝の遺髪、歯を収めたといい、X線写真にはその映像が収められているといます。
以前、TV番組でもその撮影風景が取り上げられていました。
Wikipediaによると、
「木造観音菩薩立像及び梵天・帝釈天立像
像高は観音像174.4cm、梵天像106.5cm、帝釈天像104.9cm。
観音像は胸前に両手で蓮茎を捧持する。
梵天像は四面四臂像。
帝釈天像は右手に独鈷杵(とっこしょ)を持つ。
帝釈天像は金色で、観音像と梵天像は肌色である。像の脇侍に梵天・帝釈天を配するのは、宮中清涼殿に安置されていた「二間観音」と同様の構成である。
これらの像は、寺の縁起によれば、鎌倉時代の僧・寛伝が、母方の従弟にあたる源頼朝の追善のため、仏師運慶・湛慶父子に作らせ、頼朝の三回忌にあたる正治3年(1201年)に完成、像内に頼朝の鬚(あごひげ)と歯を納入したという。
X線撮影の結果、観音像の像内、口の辺に人間の歯らしきものが固定されているのが確認されている。
この三尊像は、近世の彩色で覆われているが作風等から伝承どおり運慶一派の作と認められている。」
滝山寺公式HPはコチラ
http://www.takisanji.net/jihou.html
毎年、旧暦正月の7日に近い土曜日に、鎌倉時代から続く「瀧山寺鬼祭り」が開かれ、運慶作の面をかぶった鬼と暗闇の中を乱舞する火祭りが行われるとか。
それもまた見てみたいものです。
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