源頼朝ゆかりの滝山寺(4)日吉山王社本殿
滝山寺本堂の北側に「日吉山王社本殿」があります。
七間社流造、桟瓦葺(元檜皮葺)
1608年に徳川家康が建てたと伝えられています。
内陣の造りが七間社以上の流造にみられる連結方式ではなく、身舎を横長一室の内陣として奥に簡素な祭壇を設けている点が特徴。
2006年(平成18年)12月21日、岡崎市指定文化財に指定されました。
老朽化により、2019年(平成31年)4月から修復工事が行われ、2021年(令和3年)3月、薄い板を重ねた「こけらぶき」屋根の本殿が完成。
七間社流造、桟瓦葺(元檜皮葺)。慶長十三年(1608)徳川家康によって建立されたと伝えるが、現在の日吉山王社本殿は、本殿床下の背面板壁内側の「正保二年六月」の墨書、及び斗組、木鼻、蟇股の様式が滝山東照宮のものとほぼ一致することから、正保二年(1645)三代将軍家光の滝山東照宮建立の際に修築されたものと考えられます。
現在、重要文化財に指定されている七間社以上の流造本殿は全国で九棟ありますが、このうち十一間社と九間社の本殿は、いずれも一間社または三間社を相の間で連結した連棟型社殿です。日吉山王社本殿は全国的にも数少ない七間社流造であり、また七間社以上の流造にみられる連結の社殿ではなく、身舎を横長一室の内陣として奥に簡素な祭壇を付設した平面構成となっている点が特徴です。
数年前に訪ねた時は、修復中でしたので、今回完成した本殿が見られて良かったです😊
本堂の裏手に進むと、稲荷神社がありました。
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