浄光明寺(2)
浄光明寺は、鎌倉時代は北条氏の菩提所であり、室町時代には鎌倉公方の菩提寺となりました。
ご本尊は、収蔵庫に納められている阿弥陀三尊像で、鎌倉地方独特の装飾技法である「土紋」が施されており、国の重要文化財に指定されています。
鎌倉幕府六代執権・北条長時が、開山に真阿を迎えて建立しました。
北条氏の帰依が篤く、また、鎌倉公方 ( 鎌倉府の長 ) の保護も受けました。
本尊の阿弥陀三尊像 ( 国重文 ) は栄 ( 現在の中国 ) の影響を受けた美しい造形です。
中央の阿弥陀如来像の衣の装飾には、「土紋」といわれる鎌倉地方特有の技法が使われています。
裏山には家人藤原定家の孫で、歌道の名門冷泉家の始祖為相の墓があります。
母の阿弥陀尼は、京から鎌倉への紀行文『十六夜日記』の作者です。
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