江島神社(1)三女神をまつる神社
藤沢から小田急江ノ島線で7分、片瀬江ノ島駅で下車。
『吾妻鏡』には、干潮時、片瀬の浜から江の島まで歩いて渡ったという記載があり、江戸時代には、幕府の高官、歌舞伎役者、職人、火消し、楼主や魚河岸の人々など幅広い階層の参詣者が、干潮時に現れた陸路を歩き、江の島を訪れていたそうです。
『養和2年(1182)4月5日に源頼朝が、北条時政、足立遠元ら御家人を引き連れて江の島に来島、この際弁財天を勧進し、鳥居を建てました。
また、文覚に命じ藤原秀衡の調伏をおこなっています。
明治になって木橋が架けられ、現在の橋(全長389m)は、昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックのヨット競技に合わせ完成したものです。
片瀬海岸と橋で結ばれた江の島には、古くから信仰を集めてきた江島神社が鎮座しています。
ご祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が須佐之男命(すさのおのみこと)と誓約された時に生まれた神で、三姉妹の女神様です。
・奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
・中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)
・辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)
この三女神を江島大神と称しています。
古くは江島明神呼ばれていましたが、仏教との習合によって、弁財天女とされ、江島弁財天として信仰されるようになり、 海の神、水の神の他に、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神として仰がれています。
瑞心門
朱の鳥居をくぐり、石段を上がると、龍宮城を模した楼門が現れます。
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