北陸の旅(9)多太神社 芭蕉の句碑
実盛の首だと確認した樋口次郎は、「あなむざんやな 斉藤別当で候ひけり」と涙を流した。
実盛の死後、500年経ってから、芭蕉がここを訪れ、
むざんやな 甲の下の きりぎりす
と句を詠んだ。
この句は当初「あなむざんやな」から始まっていたのですが、後に芭蕉が調子を整えるために「あな」省いたそうです。
あな・・・「ああ」 強い感動を表す語。
また、芭蕉は実盛の兜を見て、
目庇(まびさし)より吹返しまで、菊のから草のほりもの金をちりばめ、竜頭に鍬形打たり
と賛美したという。
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