木曽義仲・巴御前ゆかりの龍照院
JR関西本線蟹江駅を出て、約20分歩いたところに龍照院があります。
龍照院は、733年、行基が創建したと伝えられ、1182年(寿永元年)木曾義仲が七堂伽藍及び十八坊を建立し、その中央に蟹江山常楽寺を置き、本尊十一面観音菩薩を安置、明恵上人が中興したといわれています。
1584年、小牧・長久手の戦いにおける蟹江合戦の際、本堂龍照院を残し、他は兵火のため焼失しました。
1868年、神仏分離、廃仏毀釈により、常燈を備えるのみとなり、1891年の濃尾地震により本堂全てを倒壊しましたが、69世・政隆の時に復興を果たしました。
重要文化財として本尊の十一面観音菩薩像があります。
収蔵庫に安置され、毎月第三日曜に開帳されます。
蟹江町指定重要文化財として大日如来坐像(大日堂安置)と鰐口があります。
大日如来坐像は、木曾義仲菩提を弔うために巴御前が安置した仏像と言われています。
巴御前は、木曾義仲とともに幼少のころから生涯をともにし、木曾義仲が平家追討の兵を上げたとき、義仲に従って上洛しました。
元暦元年(1184)粟津で巴は義仲と別れ、信濃へ落ちる際、蟹江町の常楽寺は義仲が建てた寺であることを知りました。巴はこの寺に如来坐像を安置し、髪を下ろして尼となり、名を「東阿禅尼」と呼び、義仲の菩提を弔ったと伝えられています。
墓地にある銀杏は、樹齢400年を越える古木で、秀吉が植えたとされています。
(蟹江町観光協会HP参照)
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